米国の二大骨材(こつざい)企業 MLM(マーティンマリエッタマテリアルズ)

外国株

Martin-Marietta マーティンマリエッタマテリアルズ

さてさて、昨今アメリカも変な雰囲気ですね。。米国株市場は絶好調ですが、、トランプさんはティラーソン国務長官にツイッターでクビ宣告。これって、日本だったら森友学園で揺れる麻生首相が、フェイスブックで麻生さん!今迄ありがとう!石破さん!次おねがいね!って投稿するようなもんです。

米国市場は非常に好調なんですが、ちょっとおさらいさせてください。

トランプさんが当選してから、11カ月、唯一の大きな実績は税制改正です。

まず、法人税減税、これは企業の利益が増えますから株価にはインパクトは大きいのは当たり前ですよね。

でもやっぱり、

個人の所得税減税

 

 

これが非常にインパクトが大きいんです。なんせ、個人の基礎控除を6000ドルから12000ドルに。

つまり、お給料明細の左側に基本給と時間外手当、右側に所得税・住民税・厚生年金保険料等が引かれますよね。

これって、基礎控除とか、配偶者控除とかが引かれて、源泉徴収される額が決まります。

夫婦で12000ドルだったのが、倍の24000ドルも控除の対象になるわけですから、給与所得者は手取りが増えるわけですよね?

日本人のサラリーマンは、去年お給料がメチャ減りました。

電通の新入社員さんが自殺してしまった事件から始まった働き方改革。

残業しちゃダメになったんですよ。つまり残業代が減る→可処分所得が減っています。
大和総研さんの資産によると、サラリーマンの給与所得は去年8.5兆円も減少したそうです。
これって消費税を8%から10%に引き上げた場合以上のインパクトなんですよね。

アメリカでは所得税減税によって、今真逆の所得がアップすることが起きています。これが暴言を吐くトランプさんの支持率を持ち直させた最大の成果なんです。

ただ、そうはは言ってもトランプさんも安穏とはしてれません。

なぜなら、この2年間の大統領としての実績を問われる中間選挙が11月6日にあるからなんです。

この中間選挙では、435ある下院の全議席と、上院の三分の一(100議席のうち33議席)が改選されるわけですから、トランプの政策の是非が国民に審判されるわけですよね。

オバマさんの時と違って、今迄は大統領と議会の過半が共和党だったので、政策が実現する!って期待があったので、株価も上がってきたのですが、これで共和党が負けてしまうと、話が変わってきます。

ちょっとおさらいで、知っているかもしれませんが、現在の両院の議席数は、

下院→共和党239議席 /民主党194議席
上院→共和党51議席/民主党47議席・独立系2議席です。

もともと米国の議会選挙では再選率8割ほどと高いので、すでに共和党がかなりを占めている下院では問題ないでしょうが、上院はたった2議席しかありません。

ここで、民主党が返り咲いてしまったら、、何も決めれないオバマ政権時代と同じになっています。
ただ、上院100議席のうち改選対象となる、33議席は共和党系8名、民主党系25名なので、普通であれば共和党に有利な戦いなんです。

ただ、当然ここで負けるわけにはいきません。

安倍政権も株高が支持率とリンクしている部分もありますが、トランプ政権も同じです。
中間選挙までに景気を腰折れさせたり、株価が下がるようなことは避けたいんです。

そこで、トランプさんはが1月30日に一般教書演説で、新たなインフラ投資へ少なくとも、1兆5000億ドルを投じる法案を承認するように!って議会に呼びかけたんですよね。

お聞きになったこともあるかもしれませんが、アメリカでは国土のインフラが急激に劣化しています。

アメリカではインフラ網が整備されたときからすでに数十年が経過しています。

たとえば、アメリカって車社会って言いますよね。ものすごい広い国土なわけです。

この車社会の高速道路網、全米を横断するインターステートハイウェイの建設が着手されたのは、1956年、アイゼンハワー大統領の時でした。彼は、第二次世界大戦の連合国遠征軍の最高司令官でした。

そこでヨーロッパに遠征し、ドイツまで侵攻した彼はドイツ中に張りめぐらされたアウトバーンを見たんです。

「アメリカの経済を飛躍させるためには、全米に張りめぐらされた高速道路網が必要だ!」

今のドル換算で4650億ドルもの巨費を投じて完成した高速道路網は今、著しく老朽化しています。

また、去年の2月にアメリカのオーロビルダムが決壊したってニュース覚えてられるかもしれませんが、、


全米土木学会というところが2013年にレポートをだしています。

ダム:84000あるダムの平均年齢は建築から52年だ。高い危険性を抱えたダムは増え続け2012年には14000に達した。欠陥のあるダムは今や4000以上だ。

堤防:全米50州には100000マイル(16万km)の堤防がある。

これらの堤防の補修と再建の費用は1000億ドルだ。しかしながら、、アメリカの堤防は1400億どるもの洪水の被害を防いでいる。

橋:アメリカにある607380の橋は平均で築42年だ。累計で9分の1の橋が構造的な欠陥を抱えている。

道路:42%のアメリカの主要高速道路は渋滞している。時間の無駄と年間の燃料にの経済的損失は1010億ドルと見積もられている。

もろもろ、、学校も、水道管も鉄道も空港もごみ処理施設も、、全部ボロボロなんです。実は。

で、これをこれに対応するためのインフラ投資法案なんですが、財源の問題は確かにあります。
ただ、これはそもそも民主党のヒラリーも掲げていた公約ですし、万人受けしやすい法案です。
さっき言った議会選挙は米国の地方から選出された議員さんの選挙ですから、万人受けしやすい法案がダメだとなると、地元ウケがわるくなると思うんですよね。

なので、このインフラ投資法案は通る可能性が高いのかなと思います。

で、ここからが本題です。このインフラ投資法案が可決された時に最も恩恵を受ける銘柄を買ってほしいんです!!!

それが、、、マーチン・マリエッタ・マテリアルズです!→以下MLM

 

マーティンマリエッタマテリアルズ

聞いたこと、ありませんよね笑

何をしているかというと、、、建設用の骨材の会社です。

日本でも、セメント工場のそばに砂利の山が積んであるの見たことありません?

 

実は日本では小規模なセメント業者さんがたくさんあって、寡占化はしてないんですよね。
日本には、3200社のセメント会社があって、工場は4200か所もあります。
話題の財務大臣の麻生さんも、元麻生セメントの社長です。しってました?

なんでこんな沢山の工場があるのか。。。
セメントって、石灰石と粘土を高温で焼いて粉砕した粉なんですが、
これと骨材。。。わかりやすく言うと、砂利とか砂です!

このセメントと骨材と水を混ぜると生コンクリートが出来るんですよね!
生コンは工場で作ってから種類にもよりますが、2~5時間で固まってしまうため、ミキサー車で攪拌しながら90分以内に現場に届けなければならないってルールがあるんです。
だから工場がいっぱいあります。

実は、日本ではセメント会社の寡占化はあまり進んでいなくって、有名なのは太平洋セメントとか、住友大阪セメントが震災の時に持て囃されましたけど、小さい会社がたくさんあります。

今日ご紹介するMLMは実は全米を二分するセメントの原料の骨材メーカーなんです。
勿論、骨材以外にもセメントや、生コンクリート、アスファルトや線路に敷く石等を作ってます。

全米を二分するって言ったのは、M&Aを繰り返して成長していったからです。

ざっくり言って、アメリカの右半分が、MLM,左半分がライバルのバルカンマテリアルズの支配地域です。

 

MLMのサイトより

 

アメリカ大陸の右半分で既に砕石場を確保し、骨材の生産施設を持っているので、他の業者が新規参入することは極めて難しいです。また、骨材の供給は上記二社がアメリカの左半分と右半分を握っているので、高い価格決定力があります。つまり、供給サイドが値段を決めれるので、年間4~5%の価格の引き上げが可能だと見込まれる強い商品力をもっているってことなんですね。

さて、この骨材やセメント、日本では業界のパイがどんどん減少していってます。そらそうですよね。公共事業とかがないとセメントの需要増えないですもん。バブル期をピークに今は半減してます。

でもね、、アメリカはそもそもが違うんです。なぜなら、、、
①国土が広い。→道路をどんどん作ったり橋を架けたり、ダムを造るとこがたくさんある。
②人口が増えていっている→家、マンション、都市の建設が進む。

アメリカの人口が増える州のランキングは、、、
1位カリフォルニア
2位テキサス
3位フロリダ
4位ニューヨーク
5位イリノイ
6位ペンシルベニア
7位ノースカロラナイナ
8位ジョージア
9位オハイオ
10位アリゾナです。

MLMの強いアメリカの右半分には、テキサス、フロリダ、ノースカロライナ、ジョージア、オハイオがあります。

テキサス州にある都市はダラス・ヒューストン・サンアントニオなんかが有名ですが、、、
人口でいうと、2014年には1900万人が、2020年には2170万人に増えることが見込まれています。
会社の決算説明会資料では、一人当たり、年間8~12トンの骨材を使うと説明がありますが、270万の人口が増えると、年間2200万トンから3300万トンの骨材の需要が増えるそうです。

そもそも、日本でセメントとか、建設業界はオリンピックとか、大震災くらいがないと、人口が減るわけですから、需要は減って行く斜陽産業なんですよね。

そもそも論として、人口減、成長しない日本とアメリカでは全く違います。

MLMはそもそもが、業界が伸びる産業にいる寡占企業であるという事、
2010年には売上が16億ドルなのが、39億ドルに成長しているということ
営業利益が1.96億ドルだったのが、7億ドルに成長しているということ
時価総額も4200万から1.4億ドルに成長していること。
一株利益も2.1ドルから7.18ドルに成長しているということ。

実はもの凄い高成長なハイクオリティ企業なんですよ。

また、事業を行っている州は、赤い州。
選挙の時にアメリカの州を色分けしましたよね。民主党は青い州・共和党は赤い州なんです。
これって恩恵を受けるように思えますよね。

さて、株価なんですが、トランプが当選する前は160ドルでした。トランプが当選してインフラ投資法案の思惑から240ドルまで急騰したんですが、インフラ投資法案は手付かず。。先に減税法案だけ通ったので、去年はだいたい200ドルから240ドルのレンジで推移していました。

理由は明白で、業績の伸びしろが巡航ペースだったからです。

トランプは、アメリカンファースト!アルミも鉄鋼も関税をかける、アメリカ人、アメリカの企業に恩恵を受けるようにする!って言ってます。MLMは売上の98%がアメリカです。

今度は選挙の時の2016年の思惑が実績となって株価の上昇が期待できるのではないでしょうか?!株価は今、レンジの下限の200ドル台です。

2018年のコンセンサス一株当たり利益は8.68ドルと22.4%増です!
2019年は10.73ドルの予想で23.6%増益の予想です。

過去7年の平均PERが31倍ですから、一株当たり利益がちゃんと成長したら、10.73ドルの31倍で332ドルでも妥当ですよね。とりあえずの市場目標株価の平均は250ドル台です。

どうでしょうか、過熱感のある半導体セクターもいいですが、去年あまり動かなかったインフラセクターに今年は資金が来ると思います!

 

 


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