米国債とUS-REIT②

投資信託

前回の続きです。

 

最近マーケットで話題になっているのは米国10年国債の利回りが3%突破!というのがよく話題になっています。

 

 

 

そもそも米国債はFixed Incomと言われている商品です

 

つまり、米国のデフォルトリスクを考えなければ、米国政府が破綻=デフォルトとしない限り10年後の満期償還時に全額額面が帰って来ます

 

つまり、ベースとなる運用利回りが、足元今3%あるっていう解釈ですね。

 

と、いう事は株式やUS-REITがさらに上昇していくためには、米国債に比べて更に魅力がないとなかなか買われないわけです。

 


 

10年債=長期金利の考え方には色々ありますが

基本的には期待インフレ率+GDPの成長で考えればよいのではないでしょうか。

 

現状US-REITの配当利回りは3%後半ですが、足元米国10年債を持てば3%の固定利回りを得ることが出来ます。

満期保有した場合に価格変動がないことを考えれば、ほっておいても3%のIncomを得る事が出来るわけですから、、

US-REITに組み入れられている銘柄の家賃収入の増加、もしくは不動産価格の上昇という二つの側面を期待するのであれば

US-REITを保有するメリットがあるわけです。

ただし、多くの銀行・証券会社で販売されているUS-REITは、概ね3%の販売手数料と。1.5%前後の信託報酬がかかります。

さらに殆どの投資信託が内部の利回りよりも多めに分配金を払いだす傾向がありますから、年金生活者が資産を運用しながら取り崩す

こういった特殊な運用スタイルでない限りは資産の成長を期待することは難しいのではないでしょうか。

直近US-REIT絡みの投信の解約流出が相次ぎ、純資産が半分あたりになっていますが、、

まだ保有している方はどちらかと言えば、情報に疎い方。

もしくは分配金が下がって売りたいけど、最近はやりの高齢者の方に勧誘する為にはお子様の同席を求めるといった

銀行や証券会社のコンプライアンスルールの強化によって、担当者が乗換勧誘が出来ないため

投信残高の純減を防ぐために解約させずにそのまま保有を継続させるといった場合が多いと思います。

 

 

さて、、リアルな運用=資産を増やす観点から考えてみましょう

 

 

今、日本の定期預金なり、10年国債を買った場合、よくて0.1%の利回りです(実際はもっと低いですが、、)

例えば、1000万を0.1%で運用した場合

1000万円×0.1%=1000円×10年=10000円

1000万円が1001万円になりました!!!

 

米国債を10万ドル額面を3%で運用した場合(分かりやすくするために債券単価や税金は省いています)

為替110円で円からドルに両替

購入金額1100万円→利息はドルで貯めておきます。

年間3000ドル(33万ですね)

これを10年貰えるわけですから、、、

3000ドル×10年→30000ドル

単利計算ですが、、

10万ドルが13万ドルになりました!!!

 

↑実際はドルで保有する場合にMMFという短期金融商品で運用します。

SBI証券の外貨建MMFのページ

 

 

 


 

 

MMFの種類にもよりますが、約1.3~1.5%で運用されます。

単利で計算しても10年間で30000万ドルが貯まり、貯まった米ドルは1%強で複利運用されます。

さて、損益分岐点を考えてみましょう。

 

日本人が投資する場合、3%の元本保証は極めて魅力的ですが

問題は為替リスクです

110円で米ドル10万ドルを購入した場合、1100万円必要ですが、、

10年後、の為替が購入時より円高になってしまった場合を考えてみましょう。

13万ドル×100円=1300万円→200万円増えてます!

13万ドル×90円=1170万円→70万円増えてます!

13万ドル×85円=1105万円→5万円増えています!

 

→実際は税金が掛かったり(ストリップス債という裏ワザもありますが)

MMFで複利運用されるので、もうちょっと有利になります。

 

どうでしょう、私が50歳くらいで初めて運用を始めるなら、仕組みの分かりにくい投信に

一気に資産を投じるよりも、米国債買いますけどね。

利息が貯まってきたらMMFに置いておかずにまた米国債を買ったらいいわけですから。。

つまり、為替が85円にならない限り、実質的には損が出ません

また円高になれば。わざわざ損切して円に戻さずに、ドルで置いておく。

その局面でもし景気が悪くなっていて、金利が下がっていれば、株も安くなっているはずですから、

増えたドルで好配当株を買ったり、ドル建のETFを買ったり。

景気が良くなっていてさらに金利が上昇していれば、米ドルの債券で運用すればいいですよね。

 

さて、、じゃあなぜ、証券会社は米国債を勧めてこないのでしょうか??

 

答えは簡単です!→手数料にならないから!!

投信を1000万買って3%30万の手数料を頂く事と。

米国債を10万ドル買って0.25%の為替手数料2.5万円頂く事と。

どっちがいいですかね、営業マンにとって。

(実際は債券単価で多少中抜きしてます)

あと、毎月分配型の投信を1000万買ったら毎月10万の分配金がもらえますよ!

っていう昔ながらのセールスの方がやりやすいっていう事もありますよね。。。

これが日本でまじめな資産運用が根付かない諸悪の根源ですね。

 


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コメント

  1. […] 米国債とUS-REIT② […]

  2. […] ~次回に続きます 米国債とUS-REIT②~ […]

  3. […] すから悪い商品ではありませんが。 (参照:米国債とUS-REIT②) […]

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