塩野義製薬2017年度決算を考える

個別銘柄研究

前回のエントリで、塩野義製薬を紹介しました。

 

塩野義製薬って凄くない?

 

さて、2017年度決算が発表されたので、検討してみましょう。

塩野義製薬 2017年度決算報告

 

 

 

まず、2017年4月~2018年3月の結果報告です。

 

 

売上は1.7%増の3447億でした。

 

営業利益は6.5%増の1152億でした。

 

売上高営業利益率はなんと。。33.4%!!

 

前回のエントリでも紹介しましたが、、、

 

 

↑去年です。

売上高営業利益率が30%を超えるのは製薬業界でもダントツです。

ちなみに売上TOPのシャイアー買収で話題になっている、武田薬品工業の今期の決算予想は、、

売上:1兆7450億

営業利益2187億

売上高営業利益率14.2%です。

いやほんと、、凄いですね、、シオノギ

さて、、済んだことはどうでもいいんです。


大事なことは、来期の見通し!

これが微妙で売られたのと、、薬品株が今売られているのですよね。。

 

 

えー。。。増収増益はええけどさ。。売上0.5%増で、営業利益3.3%増で、純利益2%増。。

 

いやいやいやいや。。。もうちょっとリップサービスあるでしょ?

なんでやねん!!!

と言う前に、、考えてみましょう。

まず、上記画像の左下。

想定為替レート105円

ドル円の為替感応度は、日経によると、1円当たり、1.13億、つまり5円で5.5億しか変わりませんからあまり関係なさそうですね。

↑ちなみに、、トヨタは1円円安になると、400億利益が増えます。

 

事業別売上高予想を見てみましょう。

 

 

どうも、、今期は国内医療用医薬品が199億も減収になるって予想だそうですね。。

その分を、前回のエントリでお話しした、抗HIV薬のドルテグラビルが204億増収で補っているみたいです。

なぜ、国内医療用医薬品がここまで落ち込むのか見てみましょう。

 

2017年は、塩野義の主力薬のクレストール(高脂血症のお薬→コレステロール下げるやつ)

これの特許切れによる減収が大きかった。

当初364億と見込んでいたのを、、344億に下方修正したら、、、293億の着地でした。

 

さて、来期の国内医療用医薬品の予想はどうでしょうか?

 

 

↑ここポイント!!!テストにでるやつです。

 

クレストールの減収をかなりハードに見積もっています。

293億から150億へ、、、いやいやいや、、特許きれからジェネリックの登場って怖いですね。

そりゃ武田薬品も焦りますわな。

で、、、ポイントは、一回飲めば治るインフルエンザ治療薬ゾフルーザ!!!

これが業績のカタリストになると管理人は思っているのですが、、

通期で143億の売り上げを見込んでいるそうです。

ちなみに、3月13日に発売して、、2週間で24億すでに売れてるんですよ?

国内のインフルエンザ治療薬市場は500億程度です。

ほとんどがタミフルとリレンザのはずですから、、

もし、私がお医者さんなら、5日間1日2回飲まないといけないタミフルや

ちゃんと正しい方法で吸入しないと効果のないリレンザより。。。

一回飲めば治るゾフルーザを患者さんに処方するとおもうのですが。。。

これは、、ちょっと控えめ過ぎないですかね?

で、ポイントはここ!!!

 

 

 

インフルエンザって、、日本だけの病気じゃないですよね。

 

アメリカで今ゾフルーザはフェーズ3の臨床試験中。。今年に申請して、、承認が下りる予定!

 

 

ってことは、、塩野義は、ゾフルーザの販売を国内は自社、海外はタミフルの特許切れで苦しむスイスのロシュと手を組んだ。

ロシュはインフル治療薬の販売経験が豊富!

 

さっきの事業別売上予想を見たら、、

ドルテグラビルのロイヤリティが大幅に増えて、クレストールは大幅減収だけど、、

 

 

その他 前年290億→295億

これって、、、まだ承認がおりていないゾフルーザの寄与分が全く考慮されてないじゃないですか!!!!!

 

と、、いう事で、今回の塩野義製薬の来期決算の見通しは極めて保守的なものだと評価できるとおもいます。

では、、、今回のゾフルーザの売り上げが世界規模でどれくらいになるのか、、

次回は、タミフルを日本国内で販売している中外製薬と、タミフルを作った製薬トップ、ロシュの決算から推測してみたいと思います。

 

 


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