メルカリのIPOと未来を考えてみる。

マーケット雑感


さてさて、、メルカリのIPOの仮条件上限が3000円になりました。

 

某証券会社に勤める私のところにも、お客さまからよく電話がかかってきます。

 

お客様:メルカリ買いたいんだけど、取れる?

証券マン:お申込みはいただけますが、、結構な倍率なので、競争率はかなり高いですよ~(内心、お前にやるメルカリはねえ!!)

お客様:うーんそれでも申し込みたいんだけど、、1000株申し込んでおいて!最低でも200株は欲しいな!よろしく!

証券マン:わかりました。1000株ですね。配分が出た場合のみ連絡させていただきます。

 

ざっくりこんな会話が日本中で交わされているかと思います。

 

で、、ですね。いつも思うのですが、、。

 

大和証券の株式等に係る基本方針

三菱UFJモルガンスタンレー証券の募集等に係るお客様への配分に関する基本方針

みなさま、これ読まれているのかなと。

いや、、ホントこれ読んだ方がいいですよ。

「弊社と継続的にお取引いただいていること、または取引拡大が期待できること」

大和も三菱もまったく同じような文言が並んでいます。

まぁ、メルカリは公募株数が多いので、普通の人でも100株は取得できるかもしれませんが、、

通常対面営業の証券マンがメルカリないしもろもろの期待値が高いIPOを貰ってほしいと思うお客様は、、

①自分のメインのお客様

②他社や銀行から資金ないし株券の異動が見込めるお客様

③過去の損失ないしで取引の見込みがないが、再度取引いただきたいお客様

④主幹事案件を紹介しないと、預かり資産を他社に移管してしまうお客様。

ぱっと思いつくだけでこんな感じでしょうか。

証券マンにはさまざまな目標があります。

資金導入・手数料・投信販売・投信純増・外債販売・円債販売・仕組債販売・公募(PO)販売・IPO販売・ブロックトレード販売・セミナー勧誘・新規口座開設、紹介、もろもろ。。。

 

つまり、こういった様々な目標に貢献していると自負しているかたは是非対面でIPOをお申込みされるべきですし、むしろ貢献していただいているお客様には証券マンから自発的に案内がいくものです。

そうじゃないお客様はネットで申し込んだら完全抽選だからね!って↑の基本方針に書いてるように見えるのですが、、、管理人の思い違いでしょうか。。

 

 


 

で、そんな事を書きたいのが目的ではなくってですね!

 

果たして、メルカリを3000円で取得した株主さんのうち、一体全体何割の人が初値で売却せずに継続保有するのかって事なんですよね。

 

管理人の感覚だと、90%以上の方が初値で売却し、メルカリの「メ」の字も忘れてしまうんじゃないのかなって。

つまり、メルカリを使ったこともない証券マンが、メルカリを使ったこともないお客様に、ただIPOで初値売却したら儲かるからって理由だけで買っていただく。

勿論目論見書なんて証券マンも、お客様も全く読みません。

証券口座にログインしないと目論見書が見れないので、有価証券報告書を読んでみました。

新規上場申請の為の有価証券報告書

 

ざっくり書いていることを纏めると、

経済産業省によると、平成28年の中古品市場規模は1.9兆円→平成29年は2.1兆円

メルカリを含むフリマアプリ市場は3052億→4835億に+58.4%

1年間のうちに不要になる物の価値、7.6兆円

 

マクロミルの調査によれば、フリマアプリを利用したことがある利用者の94%がメルカリの利用経験がある

商品の売上金をポイントに交換することで別の商品の購入に充てることが出来る

→メルカリで商品を売った出品者が次の購入者になることが促進される

 

コストは相当割合が広告費

 

つまり、今現段階ではアメリカの市場拡大に膨大な広告費を投入しているので赤字ですよ!

あぁ、、、ロコンドを思い出しますね。。

 

でも単体売り上げ212億に対して単体で出した経常利益44.6億は魅力的。

 

 

累計ダウンロード数、日本で7100万人、米国を合わせると1億人

MAU1030万

 

どっかのデータで乗ってましたが、、

ユーザーあたり月間利用時間

メルカリ 5.3時間

LINE 12時間

Twitter 8.9時間

Instagram 4.3時間

Facebook 4.1時間

YouTube6.9時間

 

メルカリはスマホで写真とって簡単に出品。

売れる商品の半分は出品24時間以内に売れちゃう。

売れて、相手が入金、方法はたくさん!

 

 

この、、カード払いとか、キャリア決済ってのが非常に便利なんですよね。

だって、携帯料金とまとめて、カード引き落としが口座振替でしょ。。超便利。

ガチャが問題になりましたけど、、ついつい買ってしまいそう。

 

 

入金確認が完了したら、梱包だけしてコンビニか郵便局へ。

QRコードをスキャナーにかざしたら伝票が!

らくらくメルカリ便なら、、相手に住所も知られない。

で、、売上金をメルカリポイントに転換すると、、

メルカリ内でのお買い物に利用可能だと。。

つまり、ユーザーさんが銀行にお金を出金しない限り、、、

メルカリないでぐるぐるお金が回転し、、売却時の手数料の10%がメルカリの売り上げになる。。

 

これって凄くありません?

メルカリが目指す将来は、、メルカリエコシステム

 

 

今、中国でQRコード決済が主流になり、現金を持ってなくても生活できるようになっているのは有名ですよね。

 

メルカリポイントが、家事代行や習い事などのオンラインCtoCサービス、オフラインでのショッピングや食事代の支払いに利用出来る

メルペイがビックデータを生かした金融サービスの展開を目指す。。

 

メルカリの売り上げを、吉野家の牛丼代に使ったりコンビニでのお支払いに使ったり。。

 

ビットコインのような仮想通貨が実際の決済手段に使えるようになるには時間がかかると思いますが、

メルカリポイントが一種の仮想通貨だと考えると、ありそうな未来だとも思えます。

 

例えば、アリババやテンセントが、アリペイやWeChatPAYの普及を成功させましたが、、

案外こういった未来をメルカリが実現しちゃうかもしれません。

 

そう考えると、現段階で売上261億で4000億円の時価総額のバリュエーションはどう考えても割高ですが、、、

アリババやテンセントの時価総額は30兆ですよね。

 

私が好きな言葉に、二宮尊徳の「遠くをはかるものは富み、近くをはかるものは貧す」って言葉があります。
例えば、Facebookが上場した時に、40ドルの初値が付きましたがそのあと半値になり20ドルへ、、まぁ大概のひとが20ドルで投げたか、

40ドルに戻った時に売ってしまった。今の190ドルまでずっと保有している人なんてほとんどいないと思います。

 

今のメルカリのバリュエーションは明らかに期待値を織り込んだ株価であることは否めませんし、おそらく初値売りが正解なのかもしれません。

ただ、「遠く」を考えたときに、凄い成長がある会社だとも思えるんですよね。

そういった株主さんがほとんどおらず、IPOくれくれマンが跋扈する日本市場では、、こういう意見は少数派なんでしょうが。。

 

さて、、皆さんはどう思いますか?

 

 

念のため、、皆さんの投資動向はご自身の判断でお願いしますね!自己責任です。

 


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