シャープと公募増資 中止しちゃったけど。。

個別銘柄研究


目の付け所がシャープでしょ?のシャープが公募増資。。。

 

え??前にもやったやん。。増資おかわりはいいよ。。。って思った証券マンも多数。

 

しかも、、、しかも、、2000億。

セールスマンとしてはイメージの悪いシヤープの増資のトークを組み立てる必要があるわけです。

なんせ、、今のシャープは貸借銘柄じゃないですから、

公募増資専門のブッカーさんの参加が期待できない。

=実需の玉を集めてこないといけないんですよね。

さて、、シャープのセールストークを考えてみましょう

 

みなさん、シャープってどんなイメージの会社ですか?

テレビ?液晶?つぶれかけた?

今、シャープは劇的な復活を遂げています。

たしかに、本当に潰れかけたんですよね。

2008年度に売上3兆4000億、純利益1019億の過去最高益を出して以来、、、

2012年は3760億の赤字

2013年は5453億の赤字

2014年は115億だけ、黒字転換

2015年は再び2223億の赤字

2016年も2559億の赤字。。。

過去に積み上げた利益をふっとばすような赤字を続けて計上してきました。

これって、創業者の早川徳次さんの他社に真似されるような商品を創れ!って社訓が、、他社にまねされちゃったからなんです。

つまり、この期間はシャープが他社にマネされるような商品を作ることができなかったから。

シャープは創業以来、国産初や、世界初の製品を沢山つくってきました。

シャープの商品ヒストリー

社名のシャープって何が由来かご存知ですか?

どの家庭にも一つはある、シャープペンシル。これってシャープが開発した製品なんです。

早川式繰出鉛筆

↑シャープのHPより

1925年に、国産初の鉱石ラジオ、、1953年には国産第1号テレビ、、

〇〇さんちょうど10歳くらいのときに初めて見たテレビ、シャープが作ったんですよ。

1963年には太陽光発電、1964年には世界初の電子式計算機、つまり電卓

左右両開きの冷蔵庫だとか、今では当たり前のカメラ付き携帯、液晶カラーテレビ、全部シャープが開発したんです。

そんなシャープが新しい開発よりも液晶に特化し続けたせいで大赤字を出してしまった。

ただ、そのシャープが今、劇的に復活しています。

2016年の8月にホンハイから出資を受けて、

2017年には246億の赤字に縮小

今年は702億円の黒字に転換しています。

ちなみに来期売上2兆8900億、営業利益1100億、純利益800億の予定です。

あ、ちなみに、想定為替レートはドル円102円、ユーロは126円ですから、かなり保守的ですよね。

台湾のホンハイグループは世界最大手のEMS、電子機器受託製造サービス会社。。

つまり、世界中の電気メーカが、設計や開発は自社でするけど、製造は安価なコストで確かな生産技術をもっているEMSに委託する(当社主幹事のユーエムシーエレクトロニクスね)んですよ。

任天堂は、ファブレスメーカー(工場を持たない企業)として有名ですが、ホンハイにも生産委託してますからね。

で、今回増資して資金調達するんですが、、目的は二つあります。

シャープの増資の目的①

みずほ銀行、および、三菱UF銀行に対して発行しているA種優先株式10万株1000億円額面×2(デッドエクイティスワップ=債務の株式化、借金を株式に肩代りして優先株にしてもらった)を取得&償却するため。

優先株だとね、2.5%配当はらわないといけない。これは普通株にはない負担だから、これを返しちゃうことによって、当期純利益が52億円増える要因になるみたいです。

このA種優先株は、銀行側の判断で、2021年7月以降は110%+配当金、つまり有無をいわさず2200億円の現金で回収されるか、2019年以降普通株に転換できる条項がついてます。

ってことは、いきなりシャープが2200億返すとか、いきなり株式の希薄化が起きてしまう未来が見えてるんですよね。

今回、優先株の買い取りについては1850億で買い取ることになるみたいです。シャープにとってはいつか必ず来る株式発行や、お金を一気に返す負担が減るので、財務の質の向上につながること、また銀行にとっても借金=担保とってれば回収できるはずの試算を無理やり株に変えたのが、1850億と今までもらった配当で丁度2000億回収できるので、早く回収したいという気持ちもあるので、応じるわけですよね。

で、今回の公募増資は、たしかに発行済株式の増加、つまり希薄化は起きるんですが、将来普通株に転換にされる優先株を買いとるので、実質的には希薄化しないんですよね。

で、株価は5000円超えてたのが、今2400円程度。

おいしくないですか?

でね。ここからが本題。

シャープの増資の目的②

300億を8kテレビに投資するんですよ。

さっき、他社にマネされるような商品を作るのがシャープの魅力ってお話をしたじゃないですか。

あるんですよ。実は最近の世界初に!

それがシャープのが世界で初めて発売した8kテレビです。

LC-70X500、、いまアマゾンで82万くらいですね。

現在の地上デジタル放送はハイビジョン(2K)です。

Kは1920ピクセル×1080ピクセル

Kは3840ピクセル×2160ピクセル

Kは7680ピクセル×4320ピクセル

Kは2Kに比べて16倍もの広い面積の映像を、同じ画面のサイズなら、16倍も緻密な面積を写すことが出来るんです。

今、ワールドカップやってるじゃないですか、目の前に8Kのテレビがあったら、本当にカメラの目線で、近くでみているような臨場感が味わえるんですよ。

今のところはね、高画質の放送、ってスカパープレミアム4Kとかだけなんですけど、、

2018年にはBSで8Kの実用放送が開始されます。

2020年にはオリンピックの8K放送需要で期待も出来るんですけど。。。

そもそも今テレビってリアルタイムじゃ見ないんですよね。

今、クラウドからの放送。つまり、ネットから好きなドラマや映画をダウンロードやストリーミングで見るんです。ネットフリックス、アマゾンTV、abemaTV、もうツタヤももう

もうツタヤにいってビデオやDVDを借りるって時代は終わってるんですよ。

その再生デバイスである世界発の8Kテレビを開発したのがシャープで、その撮影や伝送インフラ、編集機器の開発8Kエコシステムに資金を投じる為の公募増資です。

前に、手術ロボットのダヴィンチの話しましたよね。インテュイティヴサージカル買ってもらいましたよね。

Kの映像があれば、実際のものと見分けがつかないような実物感、まるでそこの場所にいるかのような臨場感があるんです。医療の分野では、高精細な映像が有ればより安全に手術が出来ますし、遠隔地から手術を支援することだってできるんです。

なんてトークを考えてみましたが、、中止になっちゃいましたね。。

でも、、どうなんでしょうか、シャープって。

5000円にまであがった時、、

お客さんがリーマン前の株価の5分の1だからまだ上がる!!って言うんですよね。

いやいやいや。

まってくれ。

過去最高益の時に時価総額2.5兆。

売上も利益も最高益になってないのに発行株は5倍。時価総額が2兆越えはおかしいよ!

って言っても理解してくれないんですよね。

いや、東証一部に昇格する!!

織り込まれとりますやん。。で。さがって公募増資。

今1.3兆の時価総額です。安くない?

A種優先株の取得償却や優先株の配当負担軽減、シャープにとっては良い増資だと思うのですが。

株価は下落。さて、、市場の変動要因?主幹事証券会社のシステムトラブル?

原因はわかりませんが。

いずれにしても、ウォッチしたい銘柄です。

なぜなら、、今のマーケットは液晶に総悲観だから。

個人的には、有機ELのiPhone Xがあまり売れなくって、通常の液晶のiPhoneが売れている。

8Kってちゃんとした放送見れば凄い感動体験になるんじゃないかなって思ってます。

株価的にも復活を期待したいですね。


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