トルコリラ投資についての雑感④硫黄島の戦いに学ぶ

マーケット雑感

トルコリラ投資についての雑感③日本人の金融リテラシー

 

の続きです。

さてさて、、トルコリラが全くと言っていいほど反発しませんが、、

このままブランソン牧師が釈放されない状況かつ、利上げがなされないとなると、さらなる一段安も考えなければなりません。

 

いまのところ、為替スワップの上限引き上げをやっただけですから、投機筋がリラを調達するのを抑えつける効果画少しある程度でしょう。

 

トランプ大統領側としては、中間選挙までの間に、福音派のブランソン牧師を開放したい。

→むしろここまで煽っていくスタイルをとりながら開放が失敗した!なんて事は避けたいはず。

 

また、、トルコがロシアからミサイルを輸入する話が出てからNATOで問題になっていますが、、

トルコは地理的に東西の要衝かつ、シリア難民の受け皿となっています。

つまり、メルケル氏などのEU側としてもトルコに防波堤となってほしい気持があるはずですよね。

 

で、、ここからは筆者の想像の範囲ですが。。。

 

今、トルコが反発する為には、、、

①利上げ→大統領の忖度が解除されないと無理

②為替介入→広瀬さんのいってるように240憶ドルが手持ちの弾丸なら。。2,3回の発射でマガジンが空になる

 

③IMFの支援→エルドアンが今簡単にそんな選択をするなら大統領にならなくてもよかった。

④ロシア・カタールなどと連携→充分にあり得ますね。トランプもNATOも一番避けたいこと。

 

で、こうなった場合、今マーケットは何もできないトルコ中銀に対して、ショート目線になっていると思います。

ちなみに、筆者の務める金融機関では18円に対して2円も為替スプレッドを払う既発債がどんどん売れています。

↑売る方も売る方だが、買う方も買う方だ!



 

いずれにしても速効性の高い利上げ・介入といった常套手段をなかなか取れない状態なのですが。。

エルドアンも中銀もバカじゃないですからね。

過去、新興国の通貨危機が起きたとき、今のような変動相場制ではなかったですし、FXのグローバルマーケットも発達してはいなかったですが、、

自国通貨防衛のための介入や利上げもやっぱり、マーケットには勝てなかったんですよね?

歴史的にはそうなっています。

 

で、なんで、冒頭の硫黄島かっていうと。

硫黄島の戦いって、米軍の損害(戦死・戦傷者)が日本軍を上回った稀有な戦いで、太平洋戦争最大の激戦地として有名なんですが。

→今の若い子はもう知らないか。。。

硫黄島からの手紙、父親たちの星条旗っていう映画で有名になりました。

 

日本軍が太平洋諸島に進出した後、連合軍の反撃が始まると、殆どの日本軍が上陸時の無防備な状態で攻撃しようと海岸の水際に陣地を敷いて迎撃しようとしました。

グアムも、サイパンもテニアンも。。。。

しかし、制海権も制空権も全て握られた状態で、圧倒的な艦砲射撃、航空爆撃によって水際に敷いた陣地は破壊され、、やすやすと奪還されてしまったんですね。

2015年に天皇陛下が行かれた事で話題になったペリリュー島は違いました。

 

ペリリュー島の戦い

日本軍の戦闘参加兵力10900名

  • 戦死者 10,695名
  • 捕虜 202名
  • 最後まで戦って生き残った者34名

といった本当に凄まじい戦いだったのですが。。。

ここでの戦いを見た栗林忠道中将は、硫黄島での防衛線を海軍が主張する水際迎撃作戦から、島内に坑道を張り巡らせた持久戦に持ち込みます。

そして、、圧倒的な艦砲射撃と航空攻撃を終えて上陸した米海兵隊が島内500メートルまで進んだところで一気に攻撃を加えるという、、、

つまり、、相手の完全な油断を誘った攻撃が一番有効であったって事です。

 

 

つまり、、中銀の持てるオプションの利上げについては、ブランソン牧師の開放と同時が最も効果的って事。

今、投機筋をこんがりまる焼けにするためには中途半端な策は無用。

中途半端な対策なら、何もしないほうが良いってことですね。結局硫黄島も陥落の運命をたどりますし。。

いくら中銀が利上げしようが、牧師を開放しようが、、

トルコに積り重なった課題を解決しない限りは結局は下落していく運命なのですが。。。

 

硫黄島の戦いって、聞いたことしかないって人、一度読んでみる価値がありますよ。

涙が止まらなくなるので、ハンカチは必需品ですが。。

散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道

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