塩野義製薬2018年度第2四半期決算と目標株価

個別銘柄研究

またまた更新が劇的に遅くなってしまいました。。

こんな雑なデータと計算で分析したつもりになっているのが痛々しい・・・。

とコメントされてしまいました。Marketlabの管理人です。

さて、、痛々しい過去エントリをアップしておきましょう。

 

塩野義製薬って凄くない?

 

上記のエントリにいただいたご批判が、、

 

というご指摘を頂きましたので、めちゃくちゃな分析の表をアップしておきます。ちなみに、中外製薬の売上高営業利益率は修正しております。。すみません。

 

 

で、、たしかに!!日本の多くの企業の決算期は3月末なんですが。。。

↑あっ。田辺三菱製薬の銘柄コードも間違ってますね!!!4508です!お恥ずかしいことで。。。w

しかも、、第一三共とエーザイ、同じ時価総額になってる。。。

いやいや、、仰るとうり「雑な分析」ですんまへん。

 

(出所:ヤフーファイナンス

 

えーやん、株価上がってるんやから。。。と言っても身も蓋もありせんので。。

で、中間決算も出そろったことですし、最新の情報をいれてみました。

株価の比較も追加してみました。(間違ってたらごめんなさい)

売上・営業利益は会社予想をベースにしています。

年初からの比較でみると、やはりシャイアー買収で大幅に下落した武田薬品の下落が目立ちますね。

田辺三菱製薬は最近卵じゃなくって、タバコの葉を作ったワクチン製造法で話題になりましたね。

インフル予防薬、1カ月で

ただ、糖尿病治療薬のインヴォカナや、、国内の薬価改定などによって減益、また多発性硬化症のジレニアの特許が来年切れる為、市場評価は良くない状態です。

 

やはり、こうやって比較してみると、塩野義製薬の売上高営業利益率は群を抜いて高いことがわかります。

中外製薬の売上が5400億円程度で、現状営業利益は1080億、売上高営業利益率は19.94%の状態でPER51.5倍と非常にバリュエーション的には高い状態です。

コンセンサスでは、営業利益1208億円、EPS162円ですから、予想PERは44倍。

これでもかなり高いバリュエーションだと思われますが、やはり世界初の血友病抗体医薬「ヘムライブラ」に対する期待感が強いと思われます。

武田の巨額買収にも影響?中外が大型化を狙う血友病治療薬「ヘムライブラ」

 

さて、MarketLabでの塩野義製薬の目標株価の根拠は

塩野義製薬が売上が現在より、

①1000億上昇し

②売上高営業利益率が35%だったら。

③中外製薬と同じくらいの時価総額でもえーんちゃうの?

っていう「雑な」根拠だったんですけど、、

2月当時(ブログ引っ越し前です)の塩野義製薬って凄くないのエントリでは、

塩野義の時価総額18214億→25153億 +38%

中外製薬の時価総額29215億→40663億 +39%

と、両方とも大幅に上昇しちゃいました。

実はこの期間で武田薬品の時価総額が首位の座から大幅に陥落して、その分、第一三共・エーザイ・中外製薬・塩野義製薬あたりにシフトしているんですが。

製薬セクター全体(とはいっても売上10社)の時価総額自体はそれほど膨らんではいなように見受けられます。

 

これは管理人のなかでも何となくつかめてきたというか、検証の余地があるのですが、、

例えば、そーせいが大相場をやったり、今日だったらサンバイオがマザーズ首位のメルカリの時価総額を超えたり。

ま、勿論東証一部とマザーズを比較してはいけませんが。

日本株式会社の時価総額のパイ自体が大幅に上昇する余地が少ない=投資家が日本株に投資する、総額が増えにくい。

こう考えると、やはり、売上や利益って面も勿論重要ですが、時価総額にターゲットを絞った目標株価のプライシングというのはある意味重要だとも考えられます。

 

だって、、

売上1.75兆営業利益2689億の武田薬品の時価総額が「3.4兆円」

売上5415億、営業利益1080億の中学製薬の時価総額が「4兆円」

っておかしくありません?

ちなみに塩野義製薬は、、、

売上3540億円、営業利益1245億円、時価総額が「2.5兆円」です。

勿論、株式市場は「未来」や「将来の変化」を先取りするものですから、

今の武田のダメダメ路線と、中外製薬のイケイケ路線を見事に反映しているんだとは思います。

 

でもね、たしかに、中外製薬も調べてみると、ヘムライブラ含め、有望なパイプラインが沢山ありますが、、

塩野義製薬さんの2018年度第2四半期決算説明会資料を見ながら、今後も有望か考えてみることにしましょうよ!

前置き、、、ながっ!

 

 




 

 

さて、、塩野義製薬の上期の進捗は、、、

 

 

売上、営業利益、純利益ともに進捗問題なし、むしろ、営業利益・純利益は19%超過して進捗しています。

為替レートに関しても特に問題はありませんが、ViiV社からのHIVフランチャイズのロイヤリティーはポンド建だった気がするのでブレクジットの動向には要注意です。

 

 

塩野義製薬の売上の要因を分解すると、HIVフランチャイズの売上増、ゾフルーザのロイヤリティ収入が寄与した半面

はやり、国内のでクレストールなどの特許切れの問題が減収の要因となっています。

↑でも、このクレストール・クリフは塩野義製薬自身が予測している話なので、問題ありません。

 

で、塩野義製薬の今期の売上が上振れするかは、HIVフランチャインズの売上も勿論大事なんですが。。

 

新薬ゾフルーザの売上がどこまで進むかですよね。

ちなみに上期でも抗インフルエンザウイルス薬市場での売上シェアは65%とのこと。

 

 

 

今年の10月24日に晴れてゾフルーザが米国で承認を受けました。

XOFLUZATM (一般名:バロキサビル マルボキシル) の米国における承認取得について – 合併症のない急性のインフルエンザ感染症治療を適応として –

ついては上方修正も発表しています。

 

純利益、1145億から1185億なので、そこまで大規模な上方修正ではありません。

上期売上1682億 進捗率47.5%

上期営業利益573億 進捗率46%

上期純利益579億 進捗率48.8%

ロシュからのロイヤリティと、下期のゾフルーザの売上・利益を加味すれば問題ないように考えられます。

 

塩野義製薬の国内医療用医薬品の売上高予想を見てみましょう。

 

 

ゾフルーザの売上の予想を125億円にしてあります。

 

 

 

現状、インフルエンザ治療薬では

吸入一回のイナビル、1日2回5日間経口投与のタミフルがのシェアの大半を取っていますが、

最初の一回だけ飲めば良くて、タミフル・リレンザ・イナビル等のノイラミニダーゼ阻害薬より効果が高い、

capエンドヌクレアーゼ阻害薬のゾフルーザがシェアを取ることは十分期待できます。

 

現状、国内のインフルエンザ治療薬の市場規模は約500億円弱ですから、、

インフルエンザ 変わる治療薬の市場―ゾフルーザがシェア拡大 タミフルには後発品登場

(出所:Answers News)

その内65%のシェアを取った場合、325億円の売上が期待できます。

→125億円の売上予想は本当に控えめでは?

 

さらに、インフルエンザは日本国内だけの病気ではありませんから、とうぜん、海外で販売した分はロシュからのロイヤリティが期待できます。

となると、今般のゾフルーザの売上が塩野義製薬の再度の上方修正に結びつく可能性は十分にあるのではないでしょうか。

これだけの薬ですから、世界で売上1000億円のブロックバスターに成長する余地は十分にあると考えられます。

また今の塩野義製薬の高利益率をたたき出しているドルテグラビルを中心としたHIVフランチャイズの初の2剤配合剤

→エイズ治療薬については過去エントリにあります。

塩野義製薬って凄くない?

Juluca(HIV インテグラーゼ阻害薬ドルテグラビル+非核酸系逆転写酵素阻害薬リルピビ リン)

2019年には DTG/3TC(HIV インテグラーゼ阻害薬ドルテグラビル+逆転写酵素阻害薬)

が上市されれば、患者さんの負担が低減することから、まだまだ塩野義のシェアは守ることが出来そうです。

 

 

 

 

となると、売上が4500億円程度×営業利益35%1575億円まで到達した場合、

 

 

やっぱり時価総額3兆円くらいまで買われても全然おかしくないよね!って言うのが論拠となります。

 

塩野義製薬の場合、定期的に自社株買、および償却を行っています。

 

 

 

塩野義製薬の現在の発行済株式数は3億2413万株、ここから900万株償却されますから、、3億1513万株

となると、、1185億円の純利益に対して、EPSが376円、市場コンセンサスは386円

11/22終値7760円に対してPER20.63倍です。

時価総額3兆円まで買われて「目標株価9230円」

営業利益が現状の1245億円→1575億円=25%増益

EPSも同じく25%伸びたとして、、、376円×126%=473円になります。

将来、EPSが473円まで伸び、かつ現在の同じPER20.63倍で評価されたとした場合の塩野義製薬の「目標株価は9757円」と計算することが出来ます

 

「雑な分析」ですみませんが、管理人は証券アナリストの資格も持っていませんし、ただの証券マンです。

お医者さんでもMRでもないですから、お薬の世界も独学です。

ただ、証券マンになってずっと、1000円台の時から塩野義製薬はフォローしていますし、大好きな銘柄です。

ご参考になれば光栄です。

 

手代木社長のインタビューを載せておきます。

手代木社長インタビュー with UBS証券 アナリスト 関氏(全編)(2017年11月22日実施)

 

~勿論、投資は自己責任で、投資における最終判断はご自身の判断と責任においてお取引いただきますようお願い申し上げます

 



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